はじめまして


 初めまして。遠野真秀です。(って、ここ見てる方の殆どは私を知ってる方だと思われるのですが)
 大抵AP(アミューズメント・パーティ)本編のその後しか書かない遠野にとっては『はじめまして』というお題は正直きつかったり。
 まあ、一番最初だし、まずは遠野にとってのAPというのを纏めておくのもいいかなぁ、と思ってここは小説にしなかったわけです。
 しばらくたわごと続きますが、まったりと見て下されば幸いです。(多少ネタバレ含みます)
 
 
 えとまず。なんで遠野さんがAPにハマったか、と言う話からしてみたいと思われます。(日記に書いてあった事と重複しますが、お気になさらずに)
 まず。最初にAPを読んだのは20世紀末でした(笑)ええ、読んだんですよ、一応。でも、その時はぱらぱらと言う感じで読んだだけだったのです。それには理由がありまして。
 実は遠野さんは、その頃三人称が大の苦手だったのです(爆)あと、SF系の話も嫌い〜、と言う感じでして。まったくもってAPは受け付けなかったのですわ。
 で、そんな遠野さんがどうしてここまでハマるようになったのかと言えば、話は2002年の9月にさかのぼります。
 ダンナさまがサイトにAPを載っけようと思ったのですが、なにせ打っていたのは1988年。とうぜんPCではなく、ワープロで打っていたんですね。で、フロッピィはあるもののコンバートするのに10,000円くらいかかるし時間もかかる、だったら遠野にベタ打ちさせた方が早そうだ、と思って遠野に任せたのです。(ちなみにバイト料も出た。かっきり10,000円)
 その頃はバイトしてなくてど貧乏だったため、すぐさま飛びつきました。で、とりあえず話の流れをつかむためもう一回読んだら。
「あれ? 結構この小説面白いかも」
 で。打っていくうちにその熱は確実に上昇していきました。一番自分の中でヒットだったのは、7章の雪崩山と広樹&安藤の超能力対決。雪崩山いいかも、と思ったのもこの時です。
 そして、飯島と里美ちんのカップルにも激しく悶えました。いいじゃないですか、ああいう一目惚れカップル(ぇ
 10章まで打った時に、遠野は既にAPの虜になっていました。10章は物語の半分の地点。ダンナさまはその続き(17章まで)を大学時代のSF研の部誌に載っけていました。続きを読まなければ気が済まなくなっていた遠野さんは、段ボールの中から部誌を引っ張り出して読みふけったのです。
 読み終わった時、遠野さんは更なるAPの世界に引きずり込まれていました。誰にも止められない、ダンナさまさえ止められない世界(笑)
 で、ダンナさまを散々急かして、完結にいたったわけです。
 
 
 で、次にどこにどう惚れたか、という話なのですが。
 まず第一に飯島と里美のカップル。
 このお笑いカップルには頭が下がる思いです。だって、口を開けばクサいセリフ満載ですよ(笑)。特に、あのセリフの殆どが読んだ途端吹き出してしまう里美ちん。彼女にはもう、何も言えずに「参りました」としか言えません。さり気なく飯島誘ってるし。自分からキスしちゃうし。もう、ステキすぎ♪
 次に、雪崩山と麗子のカップル。あの、大人の関係(そりゃ5年近く付き合ってるんだから当然なのですが)はすごいと思いました。麗子からホテルに誘う(3章参照。かっきり書かれてないけど)なんて素晴らしすぎ。16章での振り向きざまのキスにも萌え萌え。大人ってス・テ・キ。
 それから、純粋カップルの藻間っちとイグたん。パッと見背徳的なにおいがぷんぷんしますが(だって、中学生と大学生よ。パッと見だけだけど)、二人の心の純粋さはあたしの心を打ちました。まあ、蓮が降臨した時の藻間っちはちょっとうざかったけどね。イグイグ言い過ぎだってば。まあ、そこが藻間っちのいい所なんでしょうけど。
 それと、名東と割澤。彼等はついついボーダー(要和訳)な思いを抱かせてしまう程にお互いを信頼しているなぁ、と思いました。
 それとナグ(というか香代かな?)。20章での彼女に惚れました。なんかね、あのシスコンぶりに惚れたんですわ(笑)。で、彼女を自分の中で膨らませて書いたら、ますます惚れました。言うなればソフトよりOSに惚れたって感じかな?(OS=香代:ソフト=ナグ)そして彼女はこの先の流れをダンナさまに聞いた時に身悶えしました。もう、香代たんサイコー!!
 話も好きなんですよねぇ。本当にSFって苦手だったのですが、これでほんの少し緩和された気がします。この小説がなかったら「七瀬ふたたび」も「クロスファイア」も読めなかったに違いない。それくらい嫌いだったんですよ。まあ、「SFとしちゃぬるい」という意見もあると思いますが、あたしはこれくらいで充分。
 小説として読んだ時に「甘いんじゃないか」という話もあるかもしれません。でも、ジュブナイル世代のあたしは文章より先に話の流れを読んでしまい、それで好きか嫌いかを判断するので、一般的な小説の批判ってできないんですよね(笑)あ、ちゃんと言っておきますがダンナさまの文章は大好きですよ。
 まあ、そんなダンナさまの真面目(?)なお話に遠野さんは頭の中で妄想と言う名前の空気を吹き込み、変なお話を膨らめるという事を繰り返しているわけです。
 でも、それはとても幸せな事なんだなぁ、と思います。ハマれるものがあるんですからね♪

 で、最後に。ちょっくら書きたいものを羅列して行ってみようと思います。
 なんかとっても書きやすい藻間&イグのカップル。この二人はいっぱいお話ができていく事でしょう。
 飯島&里美もいいんだけど、如何せん里美はあまりお話ししてくれないし。
 雪崩山&麗子だと大人な話になり過ぎちゃってR指定とかつけなきゃだし。(そして書きかけているのはやっぱり微妙な展開に。あ〜あ)
 今現段階(2004年4月15日現在)では藻間イグが一番多い……かな? 実は次にお話の構想が練りあがっているのは香代だったりする。今遠野の中ではお話出来率No.1(笑)
 彼女の孤独感とか、裏事情とかは書いてて燃えたぎるものを感じてます。頑張って少しづつ書いている過去話(明治時代のお話)も早く仕上げたい。でも歴史考証絡めて書き始めたらえらいことになって停滞中。頑張れ遠野。
 
 あとは……どシリアス1本くらい書いてみたい。超能力バリバリの。まあSF苦手とかいってた人間が書くことが出来る話じゃないですけどね。これはあくまでも希望ってことで。

 何はともあれ、これからもこの『アミューズメント・パーティ』と言うお話にはずっとずっと付き合っていくんじゃないかなぁ、なんて思うのです。
 とりあえずここで夢だけ語っててもどうしようもないので、これからも頑張ります(笑)

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